7月もコアジサシ営巣調査に参加しました
7月20日、晴天。5月・6月に引き続き、コアジサシ営巣調査に参加させていただきました。営巣調査レポートが楽しくなってきた、ジンジャー夫です。
ここ昭和島は、羽田空港のすぐそば。多くの人が旅立つこの季節。引っ切り無しに離陸する飛行機は、何処に向っているんでしょうか。(俺も旅に行きたいなぁ…)上空には、沢山のコアジサシ達。今シーズン3回目の調査参加ですが、最も多かった印象でした。(俺にも翼があったらなぁ…)BLUE BIRDからは、代表とマリナさんが参加。暑い中、お疲れ様です。
今日は、調査スタート前から、皆さん興奮気味。
実は「卵からかえったばかりの雛」を発見!観察スコープを覗くと、親鳥が雛を守っている様子が確認できました。その巣の場所には、産まれて数時間しか経っていない雛が!体はまだ濡れたまま。感動的です。
そんな盛り上がった雰囲気で調査はスタート。
今回は、前回以上に沢山の「雛」に出会うことができ、これまた感動しっぱなし!正に「雛祭り」状態!
出会ったキュートな雛たち(の一部)をご紹介します。卵はウズラの卵サイズなので、生まれたての雛も卵と同じサイズ!それから、コアジサシの雛は、生まれたての状態で既に羽毛がふさふさとあります。他の雛の生まれたての姿は、まるで映画の『E.T.』のように羽毛がないそうです。巣から移動出来る様になると、猛禽類から身を守る為に、目立たない場所にじっとしています。(えっ、こんな所にも!えっ、気付かなかった!)
壮大なる「かくれんぼ」をしている気分になりました。この雛は「頭隠して…」というパターンですね(笑)。この雛は、ブロックの隙間に隠れていました。迷い込んだのか、落っこちたのか。
調査中も、お世話になっている「リトルターンプロジェクト(以下LTP)」の大塚さんは、雛の様子を撮影記録されていました。実はこの時、大塚さんを目掛けて、親鳥が何度も威嚇している姿を目にしました。親は強し!
そして、卵(新しく16巣)も沢山確認できました。
LTPの方のお話では、例年、今頃から新しい巣がなくなり、営巣調査も終盤を迎えるそうです。しかし、今年は違って、新しい巣がどんどん見つかっている模様。営巣調査も8月後半まで延長でしょうか?ひばりの巣も発見しました。
今回、沢山の新しい命に出会いましたが、その「逆」にも遭遇しました。
調査の後半、猛禽類のチョウゲンボウ(ハヤブサ科の野鳥)がやってきて、雛を連れ去っていきました(泣)。我々人間では手の打ちようがありませんでした。とても残念な気持ちになりましたが、これが自然の姿(掟)なのでしょうか…
そんなチョウゲンボウらから雛たちを守るために、カラス君(模型)が鎮座?しています。スピーカーからは、カァ〜カァ〜と鳴き声が大音量で鳴り響いています。思わず「頼んだよ」と、声をかけてしまいたくなる気分です。
今回は、営巣調査終了後、もうひと頑張りしました。
雛たちが、金網の隙間から落下しない様に、金網の上に安全ネットを張る作業をお手伝い。広大な営巣地に10数箇所ある金網一つ一つに、雛の安全を想い描きながらの作業でした。更に、雛たちの隠れ家(シェルター)づくり。ブロック2個を使い、安全性・強度を確認しながら、組み立てます。コアジサシ版"ダイワハウス"の完成です!そうすると、こんな風に強い日差しに晒され「姿丸見えだった雛」も…涼しい空間で、上手く姿を隠すことができる様になりました。気が付いたら、雛が早速"入居"していたのには驚きでした(笑)。雛が喜んでいる様に見えるのは、私だけ?
遠く南半球から約5000kmを渡ってきたコアジサシ達。彼らの仲間が、ここ東京で増え、また何千kmの旅に飛び立っていく。なんだか、コアジサシ達が、われわれ人間よりも「地球の中で、頑張って生きている」感を強く抱きます。そして、営巣調査を通して、その頑張っているエネルギーを少し分けてもらっている気がしています。
最近では、ウミネコが都会の高層ビルやマンションで繁殖をしているというニュースがありました。LTPの顧問でもある渡り鳥の専門家の樋口先生は、「ウミネコに適した自然環境の減少が原因であるため、生き物との共生を第一に考え、単にかれらを排除するのではなく、かれらに適した自然環境を再生することが解決策である」と話していたことが印象的でした。今シーズン3回目の営巣調査に参加させていただきました。
BLUE BIRDでは、コアジサシの営巣地からほど近い、東京港野鳥公園内にある前浜干潟で、「地球上の大きなつながり=生物多様性」を感じてもらえるよう、毎月第1土曜日に干潟清掃で「渡り鳥サポーターになろう!」を開催しています。
LTPのみなさん、今回も沢山勉強させていただきまして、ありがとうございました。
ここ昭和島は、羽田空港のすぐそば。多くの人が旅立つこの季節。引っ切り無しに離陸する飛行機は、何処に向っているんでしょうか。(俺も旅に行きたいなぁ…)上空には、沢山のコアジサシ達。今シーズン3回目の調査参加ですが、最も多かった印象でした。(俺にも翼があったらなぁ…)BLUE BIRDからは、代表とマリナさんが参加。暑い中、お疲れ様です。
今日は、調査スタート前から、皆さん興奮気味。
実は「卵からかえったばかりの雛」を発見!観察スコープを覗くと、親鳥が雛を守っている様子が確認できました。その巣の場所には、産まれて数時間しか経っていない雛が!体はまだ濡れたまま。感動的です。
そんな盛り上がった雰囲気で調査はスタート。
今回は、前回以上に沢山の「雛」に出会うことができ、これまた感動しっぱなし!正に「雛祭り」状態!
出会ったキュートな雛たち(の一部)をご紹介します。卵はウズラの卵サイズなので、生まれたての雛も卵と同じサイズ!それから、コアジサシの雛は、生まれたての状態で既に羽毛がふさふさとあります。他の雛の生まれたての姿は、まるで映画の『E.T.』のように羽毛がないそうです。巣から移動出来る様になると、猛禽類から身を守る為に、目立たない場所にじっとしています。(えっ、こんな所にも!えっ、気付かなかった!)
壮大なる「かくれんぼ」をしている気分になりました。この雛は「頭隠して…」というパターンですね(笑)。この雛は、ブロックの隙間に隠れていました。迷い込んだのか、落っこちたのか。
調査中も、お世話になっている「リトルターンプロジェクト(以下LTP)」の大塚さんは、雛の様子を撮影記録されていました。実はこの時、大塚さんを目掛けて、親鳥が何度も威嚇している姿を目にしました。親は強し!
そして、卵(新しく16巣)も沢山確認できました。
LTPの方のお話では、例年、今頃から新しい巣がなくなり、営巣調査も終盤を迎えるそうです。しかし、今年は違って、新しい巣がどんどん見つかっている模様。営巣調査も8月後半まで延長でしょうか?ひばりの巣も発見しました。
今回、沢山の新しい命に出会いましたが、その「逆」にも遭遇しました。
調査の後半、猛禽類のチョウゲンボウ(ハヤブサ科の野鳥)がやってきて、雛を連れ去っていきました(泣)。我々人間では手の打ちようがありませんでした。とても残念な気持ちになりましたが、これが自然の姿(掟)なのでしょうか…
そんなチョウゲンボウらから雛たちを守るために、カラス君(模型)が鎮座?しています。スピーカーからは、カァ〜カァ〜と鳴き声が大音量で鳴り響いています。思わず「頼んだよ」と、声をかけてしまいたくなる気分です。
今回は、営巣調査終了後、もうひと頑張りしました。
雛たちが、金網の隙間から落下しない様に、金網の上に安全ネットを張る作業をお手伝い。広大な営巣地に10数箇所ある金網一つ一つに、雛の安全を想い描きながらの作業でした。更に、雛たちの隠れ家(シェルター)づくり。ブロック2個を使い、安全性・強度を確認しながら、組み立てます。コアジサシ版"ダイワハウス"の完成です!そうすると、こんな風に強い日差しに晒され「姿丸見えだった雛」も…涼しい空間で、上手く姿を隠すことができる様になりました。気が付いたら、雛が早速"入居"していたのには驚きでした(笑)。雛が喜んでいる様に見えるのは、私だけ?
遠く南半球から約5000kmを渡ってきたコアジサシ達。彼らの仲間が、ここ東京で増え、また何千kmの旅に飛び立っていく。なんだか、コアジサシ達が、われわれ人間よりも「地球の中で、頑張って生きている」感を強く抱きます。そして、営巣調査を通して、その頑張っているエネルギーを少し分けてもらっている気がしています。
最近では、ウミネコが都会の高層ビルやマンションで繁殖をしているというニュースがありました。LTPの顧問でもある渡り鳥の専門家の樋口先生は、「ウミネコに適した自然環境の減少が原因であるため、生き物との共生を第一に考え、単にかれらを排除するのではなく、かれらに適した自然環境を再生することが解決策である」と話していたことが印象的でした。今シーズン3回目の営巣調査に参加させていただきました。
BLUE BIRDでは、コアジサシの営巣地からほど近い、東京港野鳥公園内にある前浜干潟で、「地球上の大きなつながり=生物多様性」を感じてもらえるよう、毎月第1土曜日に干潟清掃で「渡り鳥サポーターになろう!」を開催しています。
LTPのみなさん、今回も沢山勉強させていただきまして、ありがとうございました。
2013-07-28(Sun)
トラックバック
コアジサシのヒナかわいいですよね!
とっても癒されます。
ヒナ界のスーパーアイドルでしょうか?
でも実はシロチドリのヒナの方がもっとかわいいですよ!
個人的にそんなことを思っています。
とっても癒されます。
ヒナ界のスーパーアイドルでしょうか?
でも実はシロチドリのヒナの方がもっとかわいいですよ!
個人的にそんなことを思っています。
コメントの投稿