干潟清掃の後は「大森 海苔のふるさと館」へGo!の巻

yukiからバトンタッチしました!こんにちは、生姜塚理恵です。
先ほどの→「12月 干潟清掃で渡り鳥サポーターになろう!」の後の私たちは、グリーンボランティアの干潟チームのみなさんに、野鳥公園からすぐ近くにある「大森 海苔のふるさと館」へ、急遽、連れて行って頂けることになりました!
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!①
到着した私たちは、真っ先に、「大森 海苔のふるさと館」の前に広がる、夕暮れの静かな大森の干潟へ向かいました。いつも見慣れている野鳥公園の前浜干潟の様子とはガラッと変わり、私は、とても新鮮な感じを受けました。          (marimoは、「こんな干潟があるなんて、ビックリ!もっと明るい時間に訪れたい!」と興味津々


はい、「大森 海苔のふるさと館」に到着〜!
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!②
この「大森 海苔のふるさと館」は、大森海苔漁業資材保存会と区立郷土博物館の収集品の1000点以上という、国の重要文化財の展示と海苔づくりの伝統文化を伝える施設として、2008年に開館しました。

海苔の歴史は古く、私たち日本人は、701年の飛鳥時代には既に、「紫菜」として食していたそうです。また、713年に編纂した、わが国最古の地誌の一つ『常陸国風土記』のなかにも「のりはま」という地名で登場するなど、私たち日本人と海苔の付き合いは、本当に古いんですね!
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!③
磯のいい香りがしてきそう?!海苔づくりには、干潟に植生している葦を使います。

私は、乗り物酔いや波酔いのとき等、なぜか海苔で巻いたおにぎりの香りを想像してしまうのですが、必ずと言っていいほど効果抜群なので、そういう意味でも海苔はなくてはならない存在!と、思わずシャッターをきってしまいました。    (美味しそっ

大森・品川など東京湾に面した浅瀬の広がる海辺での海苔づくりは、江戸時代に始まりました。その様子は、歌川広重の『名所江戸百景』や『江戸自慢三十六興』などにあるように、海苔の生産地として賑わっていたことを今に伝えています。海苔づくりは、江戸時代の終わり頃になると、太平洋岸沿いの各地域へと広がっていったそうです。
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!④
こうして300年程続いた海苔づくりは、1962年から始まる東京湾の埋立事業のため、長い伝統という歴史に幕を閉じることになりました。上にある木造の舟は、最後の海苔舟「伊藤丸」です。

この額絵は、「御湯花講太々御神楽 奉献額」です。
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!⑤
かつて信州の諏訪地方の人びとは、農閑期になると大森・品川の海苔業のもとへ、出稼ぎのために上京していました。諏訪には、風・水を守るカミでもあり五穀豊穣を祈るカミを祀る諏訪大社があります。この神社は、国内で最も古い神社の一つです。海苔業の盛んだった幕末の1861年(明治元年は1868年)、諏訪の出稼ぎ人たちは、「御湯花講」という組織を作り、諏訪大社へ太々神楽を奉納するときに額絵を献納したそうです。上の額絵は、1883年(明治16年)のものになります。

※太々神楽とは、その年の豊穣を祈願するために奉納された神楽を太々神楽というようです。「太々」とは、カミたちの遊びを指して言うのだとか。

学生時代、特に、『古事記』、『風土記』、日本仏教思想などを、「生物多様性」からの視点で研究をしてきた私は、この「御湯花講太々御神楽 奉献額」に興味深く、暫く眺めていました。
諏訪の「山のカミ」も、大森・品川の「海のカミ」もその姿は、蛇(竜)です。カミの化身である蛇(竜)は、湿地や干潟に生息しています。そして、その地に成り出づる稲や葦は、私たち日本人にとっても重要であり、日本の伝統文化の礎でもあるということになります。

さて、ここから、思考を現代へ戻そうと思います!この施設に隣接している「大森ふるさとの浜辺公園」の成り立ちについてレクチャーしている方は、そうです!グリーンボランティア干潟チームの隊長、中瀬さんです中瀬さんは、この事業に尽力されたそうです!
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!⑥
浜辺公園は、東京湾の埋立事業で消失した干潟と自然の復元・再生と、地域の人々の憩いの場のためにつくり、2007年に開園しました。 それと、干潟の砂は、風で砂が舞うことがないようにと、香川県小豆島の粒の粗い砂を使っているんですよ!
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!⑩
干潟と自然の復元・再生事業の結果は、渡り鳥や魚などの餌となる底生生物の種類の豊富さから、上手くいっているとのことでした。そういえば、たくさんの底生生物の標本がありました!
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!⑧
東京湾にかつて存在した干潟本来の姿を知らない私たちでしたが、今日は、海苔という視点から、沢山の先人たちによって継承してきた、日本の伝統文化の一つについて学ぶことができて、本当にいい時間でした。

そして、最後にもう一度、宵空の静かな大森の干潟へ。
2013年12月7日(土)大森 海苔のふるさと館へGo!!⑨
グリーンボランティアの干潟チームのみなさん、本当にありがとうございました!

12月7日(土)の今日は、干潟に始まり干潟で終わる、初冬の潮風がキリッと心地いい一日でした。
みなさん、お疲れさまでした!

posted by 生姜塚理恵

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ここからは、お知らせになります!

2014年干潟清掃初めは、1月11日(土)になります。
みなさま、是非ご参加ください。

BLUE BIRD一同
2013-12-10(Tue)
 
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Author:BLUE BIRD

~青い空と海を自由に渡る鳥のように~ 「つながり」をテーマに、その大切さをWorld Wideに伝えていく…ファッションを通して、環境や生物のつながりを五感で感じ、伝えていく活動をしています。鳥は、環境のつながりを教えてくれるメッセンジャー。地球に生きるメンバーであることを、もう一度想い出そう... Re"member"一緒に感じてみませんか?
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