震災発生から100日目!宝物探し@石巻市
2011年6月17日(金)〜18日(土)、震災発生から100日目!宝物探し@石巻市へ「Earth Day Tokyo Tower Volunteer Center」から33名の人たちと一緒に、ボランティアをしてきました。場所は、石巻市にある大川小学校という、津波被害で子供や先生たちがたくさん亡くなった小学校から近い「災害拾特物預り所」という所で、初めて拾特物の整理をするという作業です。22時、東京タワーから石巻市へ向けて出発です!その報告を私RIEがさせて頂きます。
GW以降、ボランティアする人の数が一気に減ったそうですが、石巻専修大学のグランドには、NGOやNPOの長期ボランティアの人たちのテントでいっぱいです!2回目ということもあり、バスの中でしっかり熟睡してエネルギー・チャージは完璧です!バスの中で朝食を食べながら被災地の今の風景を観ていきます。
あちこちで仮設住宅の建設が始まっていて、しばらくの間この風景が続いていました!海から離れている地域では田植えが終わって、グリーンの稲穂が静かに広がっていました。
昨日の夜22時に東京タワーを出発してから、ようやく朝の7時頃に「Earth Day Tokyo Tower Volunteer Center」の長期ボランティアの人たちと合流しました!被災地では上下雨具などを着用し、長靴、厚手のゴム手袋、防塵マスクをして作業をします。
バスから降りて、現場まで北上川沿いに歩いて向かいます。河原は、土が剥き出しとなり木はなぎ倒されている光景が続いています。静かに河は流れています。写真には写っていませんが、大きな橋が河の中に落ちているままでした...
8時30分、ようやく今回の活動現場である「災害拾特物預り所」に到着です!どんな物が集められているんだろう...ここには津波で流されてきた様々なもの、例えば卒業証書、上履き、卒業アルバム、結婚式の写真、通帳、教科書、テストの回答用紙、ギター、サッカーボール...あらゆる物が雑然と床のブルーシートの上に集められている状態でした。震災からちょうど100日目の今日、初めて整理する日です!
2時間作業をしたら休憩をとります。雨具などを着用しているので、作業中の暑さは倍増となり、汗だくになりますが、それでもみんな今自分にできることを黙々としていきます!!まずは、ブルーシートの上にある泥を綺麗に掃出してから、みんなで雑巾掛けをします。その後に、それぞれ種類ごとに分けて、宝物を探しに来た人たちが分かりやすいように並べていきます。
あまりの暑さと汗で、体を時々冷やさないと倒れそうになるくらいですが、まだまだ頑張って作業を続けますよ〜アルバムや本等は、そっと持ち上げないと簡単にバラバラになってしまうほど痛んでいるので、慎重に作業をしていく必要があります。それから、子どもが書いたであろう、ノートの切れ端に書いてあるような何気ないメモ!これは親御さんからしたら本当に大事な宝物。大切に扱っていきます!
14時30分、33名で今日のボランティア作業を無事に完遂することができました!!作業の途中ですが、お昼頃子どもを連れたお母さんや年配の方たちが自分たちの宝物探しに来て、「お母さん!○○ちゃんのがあったよ!」「僕のがあった!!」って見つかったこと、今日ボランティアしていて一番嬉しかった瞬間です。
100日目の今日、この作業が遂行することができたのはボランティアの人数が33名!という多い人数だったからだそうです。「GW後、一気にボランティアをする人の数も激減してしまい、作業をしたくても人手が足りず、できない状態だった...だから、今日は本当に来てくれてありがとうございました!」と、長期ボランティアの人が涙浮かべながら話をしていました。
そして、14時46分...みんなで震災により命を落とされた方々に黙祷を捧げます。宝物が無事持ち主の元へ一つ残らず戻りますように...
帰る途中、近くの大川小学校の様子を見てきました。他の被災地でも同じように、犠牲者の鎮魂のため100か日法要を執り行っている最中でした。この学校では、児童74人と先生10人が津波により命を落とされた、というニュースをご存知の人もいるかと思います。学校の外には、献花に訪れた人たちの車でいっぱいでした。大川小学校の周辺の様子です。静止した情景の中に、ぽつんと骨組みだけの家。
自然の再生は早い。海水が入り込んだであろう、剥き出しの土の上には緑のツル性植物が繁茂し始めていました。震災後100日経ちますが、海に近い町の様子は、50日目の時とあまり変わっていない状態でした。(こちら→震災発生から50日目!民家の泥かき@牡鹿半島もご覧下さい。)
東北地方の雄大な山々や自然の豊かさ...実際に現場へ来ると、市民レベルで支援活動がまだまだ必要であることを実感しました。今回、災害発生から100日目!宝物探し@石巻市に参加することができて本当に良かった。一緒にボランティアをした33名のみなさん、お疲れさまでした!
ありがとうございました。
posted by RIE

Earth Day Tokyo Tower Volunteer Center
GW以降、ボランティアする人の数が一気に減ったそうですが、石巻専修大学のグランドには、NGOやNPOの長期ボランティアの人たちのテントでいっぱいです!2回目ということもあり、バスの中でしっかり熟睡してエネルギー・チャージは完璧です!バスの中で朝食を食べながら被災地の今の風景を観ていきます。
あちこちで仮設住宅の建設が始まっていて、しばらくの間この風景が続いていました!海から離れている地域では田植えが終わって、グリーンの稲穂が静かに広がっていました。
昨日の夜22時に東京タワーを出発してから、ようやく朝の7時頃に「Earth Day Tokyo Tower Volunteer Center」の長期ボランティアの人たちと合流しました!被災地では上下雨具などを着用し、長靴、厚手のゴム手袋、防塵マスクをして作業をします。
バスから降りて、現場まで北上川沿いに歩いて向かいます。河原は、土が剥き出しとなり木はなぎ倒されている光景が続いています。静かに河は流れています。写真には写っていませんが、大きな橋が河の中に落ちているままでした...
8時30分、ようやく今回の活動現場である「災害拾特物預り所」に到着です!どんな物が集められているんだろう...ここには津波で流されてきた様々なもの、例えば卒業証書、上履き、卒業アルバム、結婚式の写真、通帳、教科書、テストの回答用紙、ギター、サッカーボール...あらゆる物が雑然と床のブルーシートの上に集められている状態でした。震災からちょうど100日目の今日、初めて整理する日です!
2時間作業をしたら休憩をとります。雨具などを着用しているので、作業中の暑さは倍増となり、汗だくになりますが、それでもみんな今自分にできることを黙々としていきます!!まずは、ブルーシートの上にある泥を綺麗に掃出してから、みんなで雑巾掛けをします。その後に、それぞれ種類ごとに分けて、宝物を探しに来た人たちが分かりやすいように並べていきます。
あまりの暑さと汗で、体を時々冷やさないと倒れそうになるくらいですが、まだまだ頑張って作業を続けますよ〜アルバムや本等は、そっと持ち上げないと簡単にバラバラになってしまうほど痛んでいるので、慎重に作業をしていく必要があります。それから、子どもが書いたであろう、ノートの切れ端に書いてあるような何気ないメモ!これは親御さんからしたら本当に大事な宝物。大切に扱っていきます!
14時30分、33名で今日のボランティア作業を無事に完遂することができました!!作業の途中ですが、お昼頃子どもを連れたお母さんや年配の方たちが自分たちの宝物探しに来て、「お母さん!○○ちゃんのがあったよ!」「僕のがあった!!」って見つかったこと、今日ボランティアしていて一番嬉しかった瞬間です。
100日目の今日、この作業が遂行することができたのはボランティアの人数が33名!という多い人数だったからだそうです。「GW後、一気にボランティアをする人の数も激減してしまい、作業をしたくても人手が足りず、できない状態だった...だから、今日は本当に来てくれてありがとうございました!」と、長期ボランティアの人が涙浮かべながら話をしていました。
そして、14時46分...みんなで震災により命を落とされた方々に黙祷を捧げます。宝物が無事持ち主の元へ一つ残らず戻りますように...
帰る途中、近くの大川小学校の様子を見てきました。他の被災地でも同じように、犠牲者の鎮魂のため100か日法要を執り行っている最中でした。この学校では、児童74人と先生10人が津波により命を落とされた、というニュースをご存知の人もいるかと思います。学校の外には、献花に訪れた人たちの車でいっぱいでした。大川小学校の周辺の様子です。静止した情景の中に、ぽつんと骨組みだけの家。
自然の再生は早い。海水が入り込んだであろう、剥き出しの土の上には緑のツル性植物が繁茂し始めていました。震災後100日経ちますが、海に近い町の様子は、50日目の時とあまり変わっていない状態でした。(こちら→震災発生から50日目!民家の泥かき@牡鹿半島もご覧下さい。)
東北地方の雄大な山々や自然の豊かさ...実際に現場へ来ると、市民レベルで支援活動がまだまだ必要であることを実感しました。今回、災害発生から100日目!宝物探し@石巻市に参加することができて本当に良かった。一緒にボランティアをした33名のみなさん、お疲れさまでした!
ありがとうございました。
posted by RIE

Earth Day Tokyo Tower Volunteer Center
2011-06-29(Wed)