今季2回目、コアジサシ営巣調査に参加しました
空は夏模様!でも、まだ梅雨明けには遠い?
ゲリラ豪雨、史上最強クラスの台風、、、と地球環境はどうなっているの?

そんな天候に対してモヤモヤしながら、7月12日に実施された「コアジサシ営巣調査」に参加(今シーズンは2回目の参加)させていただきました。今回も、NPO法人リトルターンプロジェクトの皆様にはお世話になりました。その模様を(一人で参加した)ジンジャー夫がレポートします。
前回に比べると、明らかにコアジサシの数が増えています。ワクワクします。

今回、コアジサシに対する配慮で、調査が14時スタートに変更。でも、16名と多くの方が参加されていました。

約50巣の新しい営巣(卵)を確認できました。
でも、親鳥の卵の放置が散見されているそうです。何が原因なのでしょうか?



そして(待ってました!)、
今年も数多くの雛鳥たちに出会えました(超カワイイ!)






産まれたての雛鳥にも遭遇。
この小さい卵から産まれてきたと想うと、生命の神秘を感じますね。厳しい自然環境の中で、逞しく育ってほしいと想います。


雛鳥が見つかると、調査メンバー皆で盛上ります。
また、暑さ等で、運悪く命を落としていた雛鳥も確認でき、改めて自然の厳しさを感じる瞬間もありました。。。

調査が終わる頃、太陽も夕方の陽射しに。心地よい風も吹き始めました。昨年の「灼熱の調査」に比べると、コアジサシにとっても、人間にとっても、かなり負担の少ない調査でした。

ということで、あっという間に調査は終了。今回も、たくさん勉強できました。
雛鳥たちの成長が気になって、次回の調査参加も楽しみです。引き続き、BLUEBIRDは営巣調査に参加させていただこうと想っています。

また、レポートします!
ゲリラ豪雨、史上最強クラスの台風、、、と地球環境はどうなっているの?

そんな天候に対してモヤモヤしながら、7月12日に実施された「コアジサシ営巣調査」に参加(今シーズンは2回目の参加)させていただきました。今回も、NPO法人リトルターンプロジェクトの皆様にはお世話になりました。その模様を(一人で参加した)ジンジャー夫がレポートします。
前回に比べると、明らかにコアジサシの数が増えています。ワクワクします。

今回、コアジサシに対する配慮で、調査が14時スタートに変更。でも、16名と多くの方が参加されていました。

約50巣の新しい営巣(卵)を確認できました。
でも、親鳥の卵の放置が散見されているそうです。何が原因なのでしょうか?



そして(待ってました!)、
今年も数多くの雛鳥たちに出会えました(超カワイイ!)






産まれたての雛鳥にも遭遇。
この小さい卵から産まれてきたと想うと、生命の神秘を感じますね。厳しい自然環境の中で、逞しく育ってほしいと想います。


雛鳥が見つかると、調査メンバー皆で盛上ります。
また、暑さ等で、運悪く命を落としていた雛鳥も確認でき、改めて自然の厳しさを感じる瞬間もありました。。。

調査が終わる頃、太陽も夕方の陽射しに。心地よい風も吹き始めました。昨年の「灼熱の調査」に比べると、コアジサシにとっても、人間にとっても、かなり負担の少ない調査でした。

ということで、あっという間に調査は終了。今回も、たくさん勉強できました。
雛鳥たちの成長が気になって、次回の調査参加も楽しみです。引き続き、BLUEBIRDは営巣調査に参加させていただこうと想っています。

また、レポートします!
2014-07-21(Mon)
今年もコアジサシ営巣調査の季節がやってきました
今年も、遠く南半球からの長旅を経て、コアジサシ達が東京にやってきました。
そして、今年も、NPO法人リトルターンプロジェクトからお声がけいただき、営巣調査に参加させていただきました(今年もお世話になります)。
5月31日に実施された営巣調査の様子を、ジンジャー夫がレポートします。場所は、モノレール昭和島駅前にある下水処理施設の屋上。広大な屋上に、います!います!
今日の参加者は12名。
今シーズン初めて屋上に向かう最中も、今年はどうなっているのか?の期待感が募ります。
横一列になって、隈無く目視での観察。目が慣れるまで、大変です。。。やっぱり、懐かしのTV番組「Gメン75」っぽいですね(笑)
そして、多くの巣が確認できました。
今日の調査だけで新たに100巣。全体で約300巣が確認されました。「一夫一妻」のコアジサシなので、計算上、約600羽が飛来してきたことになりますね。
巣で卵を温める親鳥の姿も、間近に確認できます。
そして、今年、昨年の猛暑での厳しい経験を活かし、コアジサシ達が、少しでも暑さを回避できる様な工夫もありました。人間とコアジサシが会話することは出来ませんが、人間のコアジサシたちを想う気持ちのエネルギーは、しっかり彼らに伝わっているのではないでしょうか。
これから、暑い暑いシーズンがやってきます。今年も、沢山の雛鳥が確認できるといいと想いますし、その瞬間に立ち会いたいと想います。BLUE BIRDは、今年も継続的に営巣調査に参加します。
そして、今年も、NPO法人リトルターンプロジェクトからお声がけいただき、営巣調査に参加させていただきました(今年もお世話になります)。
5月31日に実施された営巣調査の様子を、ジンジャー夫がレポートします。場所は、モノレール昭和島駅前にある下水処理施設の屋上。広大な屋上に、います!います!
今日の参加者は12名。
今シーズン初めて屋上に向かう最中も、今年はどうなっているのか?の期待感が募ります。
横一列になって、隈無く目視での観察。目が慣れるまで、大変です。。。やっぱり、懐かしのTV番組「Gメン75」っぽいですね(笑)
そして、多くの巣が確認できました。
今日の調査だけで新たに100巣。全体で約300巣が確認されました。「一夫一妻」のコアジサシなので、計算上、約600羽が飛来してきたことになりますね。
巣で卵を温める親鳥の姿も、間近に確認できます。
そして、今年、昨年の猛暑での厳しい経験を活かし、コアジサシ達が、少しでも暑さを回避できる様な工夫もありました。人間とコアジサシが会話することは出来ませんが、人間のコアジサシたちを想う気持ちのエネルギーは、しっかり彼らに伝わっているのではないでしょうか。
これから、暑い暑いシーズンがやってきます。今年も、沢山の雛鳥が確認できるといいと想いますし、その瞬間に立ち会いたいと想います。BLUE BIRDは、今年も継続的に営巣調査に参加します。
2014-06-29(Sun)
8月もコアジサシ営巣調査に参加しました(番外編付き)
残暑お見舞い申し上げます。いや〜連日暑いですね。
8月もリトルターンプロジェクト(以下LTP)からお誘いを受け、コアジサシ営巣調査に参加させていただきました。営巣調査レポート常連になりました、ジンジャー夫です。今回は「番外編付き」です(最後まで読んで下さいね)。
8月11日、雲ひとつない晴天。
いきなりですが「50度以上で振り切れてしまっている温度計」のショッキングな写真からブログを始めます。一説によると、昨日10日からの酷暑は「2000年以降で最も暑い日」と。この環境で調査する人間も大変ですが、コアジサシ達は大丈夫か?地球はどうなってしまっている?という気持ちになります。LTPの方曰く「今シーズンの調査で、最も過酷な調査だった」と(トホホ…)
BLUE BIRDから、代表とマリナさんが先月に続いて参加しました。
(熱中症には気を付けて)総勢12名での調査活動になりました。皆様ご苦労様です。
この暑さの中でも、雛が生まれ、幼鳥へ育っている状況が多く確認できました。
日陰で暑さをしのいでいる雛たち。やはり、暑さにバテ気味の様子がうかがえました。とても心配になります。この雛は、ずっと空を見上げていました。「暑いよ…早く母さんが帰ってこないかなぁ」と訴えている声が聞こえてきそうです。この2羽は兄弟でしょうか(写真右側に前後に並んでいます)。兄弟で暑さを耐え忍んでいるのでしょうか。
午後、一段と暑さは酷くなり、人間もバテバテ気味。サバイバル感が否めない状況になっていきました。
そこで、雛たちが危険!と我々も動き出しました。見つけた雛一羽一羽に、水を飲ませ→体に水をかけ→隠れていた場所に水をかけで温度を下げる。取り上げた時にグッタリしている雛も、水を飲ませると、目がしっかりしてきて正気に戻っていく様が良くわかりました。雛とは言葉が通じませんが、心が通い合った瞬間でしたね(感動)。
この雛はシロチドリ。水を飲ませて、元気になった途端に立ち上がり、走り去っていきました。元気になってよかった。しかし、この暑さに耐えきれずに死んでしまった雛たち(5羽)も目撃しました。もうすぐ飛び立てる位まで成長している雛もいました。新たに生まれた雛の姿を見て喜んでいた矢先に、この実態を直視しなければならない。とても辛かったです。自然は厳しい。。。
この日の暑さは人間にとっても脅威でした。私の履いていた靴の靴底も壊れる始末。暑さで溶けてしまったんだと思います(汗)。
調査終了後、急に空が暗くなり始めました。ゴロゴロと雷の音も聞こえてきました。「これは、恵みの雨?」
(後日聞いたのですが、営巣地には雨は降らなかったそうです…)
今シーズン4回目の調査参加になりましたが、今日ほど、考えさせられる回はありませんでした。
この酷暑は、地球温暖化に起因するはず。人間社会が環境を犠牲にしてきた「ツケ」。それが、回り回って、酷暑を生み出し、人間も生き物も生死にかかわる様な大変な状況に直面する結果に。今シーズンの酷暑を、単に『今年の夏は暑いね」で終わらず、「地球が何かおかしい」と想う気付きが大切だと思います。
・・・と、いつもならここで終了ですが、今回は続きがあります。
なんと!「番外編」です。私、連日の酷暑の中のコアジサシが気になって、8月17日の営巣調査に単独参加してきました。
☟ジンジャー夫のシルエットです(私は誰でしょう?)
今日は、風も多少あり、先週程の厳しい暑さにはならず、少し一安心。
新しい命(雛)も確認できました。隣りの卵からも間もなく誕生?(炎天下の雛は大丈夫か?と想っていたら、親鳥が飛来して世話していたので、ホッとしました)
草むらの影や、レンガ(シェルター)の中で、暑さを回避している雛たちも、多く確認できました。一安心。前回同様、暑さで元気のない雛たちへのレスキュー活動も実施しました。
そして、(うまく撮影できていませんが)幼鳥たちが飛行している姿も見ることができました。飛行訓練をして、旅立ちの準備に入っている様子ですね(笑)。8月中旬になりますが、まだ、雛が誕生する可能性のある3巣が確認されています。例年にはないことだそうです。その3巣を見守る為にも、LTP営巣調査は8月下旬まで継続される模様。(機会があれば、BLUE BIRDも参加したいですね)
また、コアジサシの数も、先月に比べると少なくなってきました。少し寂しい気持ちになります。ここ東京で増えた仲間と共に、次の目的地に旅立っていったんでしょうね。次の目的地まで無事で。来年、また会いましょう!
8月もリトルターンプロジェクト(以下LTP)からお誘いを受け、コアジサシ営巣調査に参加させていただきました。営巣調査レポート常連になりました、ジンジャー夫です。今回は「番外編付き」です(最後まで読んで下さいね)。
8月11日、雲ひとつない晴天。
いきなりですが「50度以上で振り切れてしまっている温度計」のショッキングな写真からブログを始めます。一説によると、昨日10日からの酷暑は「2000年以降で最も暑い日」と。この環境で調査する人間も大変ですが、コアジサシ達は大丈夫か?地球はどうなってしまっている?という気持ちになります。LTPの方曰く「今シーズンの調査で、最も過酷な調査だった」と(トホホ…)
BLUE BIRDから、代表とマリナさんが先月に続いて参加しました。
(熱中症には気を付けて)総勢12名での調査活動になりました。皆様ご苦労様です。
この暑さの中でも、雛が生まれ、幼鳥へ育っている状況が多く確認できました。
日陰で暑さをしのいでいる雛たち。やはり、暑さにバテ気味の様子がうかがえました。とても心配になります。この雛は、ずっと空を見上げていました。「暑いよ…早く母さんが帰ってこないかなぁ」と訴えている声が聞こえてきそうです。この2羽は兄弟でしょうか(写真右側に前後に並んでいます)。兄弟で暑さを耐え忍んでいるのでしょうか。
午後、一段と暑さは酷くなり、人間もバテバテ気味。サバイバル感が否めない状況になっていきました。
そこで、雛たちが危険!と我々も動き出しました。見つけた雛一羽一羽に、水を飲ませ→体に水をかけ→隠れていた場所に水をかけで温度を下げる。取り上げた時にグッタリしている雛も、水を飲ませると、目がしっかりしてきて正気に戻っていく様が良くわかりました。雛とは言葉が通じませんが、心が通い合った瞬間でしたね(感動)。
この雛はシロチドリ。水を飲ませて、元気になった途端に立ち上がり、走り去っていきました。元気になってよかった。しかし、この暑さに耐えきれずに死んでしまった雛たち(5羽)も目撃しました。もうすぐ飛び立てる位まで成長している雛もいました。新たに生まれた雛の姿を見て喜んでいた矢先に、この実態を直視しなければならない。とても辛かったです。自然は厳しい。。。
この日の暑さは人間にとっても脅威でした。私の履いていた靴の靴底も壊れる始末。暑さで溶けてしまったんだと思います(汗)。
調査終了後、急に空が暗くなり始めました。ゴロゴロと雷の音も聞こえてきました。「これは、恵みの雨?」
(後日聞いたのですが、営巣地には雨は降らなかったそうです…)
今シーズン4回目の調査参加になりましたが、今日ほど、考えさせられる回はありませんでした。
この酷暑は、地球温暖化に起因するはず。人間社会が環境を犠牲にしてきた「ツケ」。それが、回り回って、酷暑を生み出し、人間も生き物も生死にかかわる様な大変な状況に直面する結果に。今シーズンの酷暑を、単に『今年の夏は暑いね」で終わらず、「地球が何かおかしい」と想う気付きが大切だと思います。
・・・と、いつもならここで終了ですが、今回は続きがあります。
なんと!「番外編」です。私、連日の酷暑の中のコアジサシが気になって、8月17日の営巣調査に単独参加してきました。
☟ジンジャー夫のシルエットです(私は誰でしょう?)
今日は、風も多少あり、先週程の厳しい暑さにはならず、少し一安心。
新しい命(雛)も確認できました。隣りの卵からも間もなく誕生?(炎天下の雛は大丈夫か?と想っていたら、親鳥が飛来して世話していたので、ホッとしました)
草むらの影や、レンガ(シェルター)の中で、暑さを回避している雛たちも、多く確認できました。一安心。前回同様、暑さで元気のない雛たちへのレスキュー活動も実施しました。
そして、(うまく撮影できていませんが)幼鳥たちが飛行している姿も見ることができました。飛行訓練をして、旅立ちの準備に入っている様子ですね(笑)。8月中旬になりますが、まだ、雛が誕生する可能性のある3巣が確認されています。例年にはないことだそうです。その3巣を見守る為にも、LTP営巣調査は8月下旬まで継続される模様。(機会があれば、BLUE BIRDも参加したいですね)
また、コアジサシの数も、先月に比べると少なくなってきました。少し寂しい気持ちになります。ここ東京で増えた仲間と共に、次の目的地に旅立っていったんでしょうね。次の目的地まで無事で。来年、また会いましょう!
2013-08-18(Sun)
7月もコアジサシ営巣調査に参加しました
7月20日、晴天。5月・6月に引き続き、コアジサシ営巣調査に参加させていただきました。営巣調査レポートが楽しくなってきた、ジンジャー夫です。
ここ昭和島は、羽田空港のすぐそば。多くの人が旅立つこの季節。引っ切り無しに離陸する飛行機は、何処に向っているんでしょうか。(俺も旅に行きたいなぁ…)上空には、沢山のコアジサシ達。今シーズン3回目の調査参加ですが、最も多かった印象でした。(俺にも翼があったらなぁ…)BLUE BIRDからは、代表とマリナさんが参加。暑い中、お疲れ様です。
今日は、調査スタート前から、皆さん興奮気味。
実は「卵からかえったばかりの雛」を発見!観察スコープを覗くと、親鳥が雛を守っている様子が確認できました。その巣の場所には、産まれて数時間しか経っていない雛が!体はまだ濡れたまま。感動的です。
そんな盛り上がった雰囲気で調査はスタート。
今回は、前回以上に沢山の「雛」に出会うことができ、これまた感動しっぱなし!正に「雛祭り」状態!
出会ったキュートな雛たち(の一部)をご紹介します。卵はウズラの卵サイズなので、生まれたての雛も卵と同じサイズ!それから、コアジサシの雛は、生まれたての状態で既に羽毛がふさふさとあります。他の雛の生まれたての姿は、まるで映画の『E.T.』のように羽毛がないそうです。巣から移動出来る様になると、猛禽類から身を守る為に、目立たない場所にじっとしています。(えっ、こんな所にも!えっ、気付かなかった!)
壮大なる「かくれんぼ」をしている気分になりました。この雛は「頭隠して…」というパターンですね(笑)。この雛は、ブロックの隙間に隠れていました。迷い込んだのか、落っこちたのか。
調査中も、お世話になっている「リトルターンプロジェクト(以下LTP)」の大塚さんは、雛の様子を撮影記録されていました。実はこの時、大塚さんを目掛けて、親鳥が何度も威嚇している姿を目にしました。親は強し!
そして、卵(新しく16巣)も沢山確認できました。
LTPの方のお話では、例年、今頃から新しい巣がなくなり、営巣調査も終盤を迎えるそうです。しかし、今年は違って、新しい巣がどんどん見つかっている模様。営巣調査も8月後半まで延長でしょうか?ひばりの巣も発見しました。
今回、沢山の新しい命に出会いましたが、その「逆」にも遭遇しました。
調査の後半、猛禽類のチョウゲンボウ(ハヤブサ科の野鳥)がやってきて、雛を連れ去っていきました(泣)。我々人間では手の打ちようがありませんでした。とても残念な気持ちになりましたが、これが自然の姿(掟)なのでしょうか…
そんなチョウゲンボウらから雛たちを守るために、カラス君(模型)が鎮座?しています。スピーカーからは、カァ〜カァ〜と鳴き声が大音量で鳴り響いています。思わず「頼んだよ」と、声をかけてしまいたくなる気分です。
今回は、営巣調査終了後、もうひと頑張りしました。
雛たちが、金網の隙間から落下しない様に、金網の上に安全ネットを張る作業をお手伝い。広大な営巣地に10数箇所ある金網一つ一つに、雛の安全を想い描きながらの作業でした。更に、雛たちの隠れ家(シェルター)づくり。ブロック2個を使い、安全性・強度を確認しながら、組み立てます。コアジサシ版"ダイワハウス"の完成です!そうすると、こんな風に強い日差しに晒され「姿丸見えだった雛」も…涼しい空間で、上手く姿を隠すことができる様になりました。気が付いたら、雛が早速"入居"していたのには驚きでした(笑)。雛が喜んでいる様に見えるのは、私だけ?
遠く南半球から約5000kmを渡ってきたコアジサシ達。彼らの仲間が、ここ東京で増え、また何千kmの旅に飛び立っていく。なんだか、コアジサシ達が、われわれ人間よりも「地球の中で、頑張って生きている」感を強く抱きます。そして、営巣調査を通して、その頑張っているエネルギーを少し分けてもらっている気がしています。
最近では、ウミネコが都会の高層ビルやマンションで繁殖をしているというニュースがありました。LTPの顧問でもある渡り鳥の専門家の樋口先生は、「ウミネコに適した自然環境の減少が原因であるため、生き物との共生を第一に考え、単にかれらを排除するのではなく、かれらに適した自然環境を再生することが解決策である」と話していたことが印象的でした。今シーズン3回目の営巣調査に参加させていただきました。
BLUE BIRDでは、コアジサシの営巣地からほど近い、東京港野鳥公園内にある前浜干潟で、「地球上の大きなつながり=生物多様性」を感じてもらえるよう、毎月第1土曜日に干潟清掃で「渡り鳥サポーターになろう!」を開催しています。
LTPのみなさん、今回も沢山勉強させていただきまして、ありがとうございました。
ここ昭和島は、羽田空港のすぐそば。多くの人が旅立つこの季節。引っ切り無しに離陸する飛行機は、何処に向っているんでしょうか。(俺も旅に行きたいなぁ…)上空には、沢山のコアジサシ達。今シーズン3回目の調査参加ですが、最も多かった印象でした。(俺にも翼があったらなぁ…)BLUE BIRDからは、代表とマリナさんが参加。暑い中、お疲れ様です。
今日は、調査スタート前から、皆さん興奮気味。
実は「卵からかえったばかりの雛」を発見!観察スコープを覗くと、親鳥が雛を守っている様子が確認できました。その巣の場所には、産まれて数時間しか経っていない雛が!体はまだ濡れたまま。感動的です。
そんな盛り上がった雰囲気で調査はスタート。
今回は、前回以上に沢山の「雛」に出会うことができ、これまた感動しっぱなし!正に「雛祭り」状態!
出会ったキュートな雛たち(の一部)をご紹介します。卵はウズラの卵サイズなので、生まれたての雛も卵と同じサイズ!それから、コアジサシの雛は、生まれたての状態で既に羽毛がふさふさとあります。他の雛の生まれたての姿は、まるで映画の『E.T.』のように羽毛がないそうです。巣から移動出来る様になると、猛禽類から身を守る為に、目立たない場所にじっとしています。(えっ、こんな所にも!えっ、気付かなかった!)
壮大なる「かくれんぼ」をしている気分になりました。この雛は「頭隠して…」というパターンですね(笑)。この雛は、ブロックの隙間に隠れていました。迷い込んだのか、落っこちたのか。
調査中も、お世話になっている「リトルターンプロジェクト(以下LTP)」の大塚さんは、雛の様子を撮影記録されていました。実はこの時、大塚さんを目掛けて、親鳥が何度も威嚇している姿を目にしました。親は強し!
そして、卵(新しく16巣)も沢山確認できました。
LTPの方のお話では、例年、今頃から新しい巣がなくなり、営巣調査も終盤を迎えるそうです。しかし、今年は違って、新しい巣がどんどん見つかっている模様。営巣調査も8月後半まで延長でしょうか?ひばりの巣も発見しました。
今回、沢山の新しい命に出会いましたが、その「逆」にも遭遇しました。
調査の後半、猛禽類のチョウゲンボウ(ハヤブサ科の野鳥)がやってきて、雛を連れ去っていきました(泣)。我々人間では手の打ちようがありませんでした。とても残念な気持ちになりましたが、これが自然の姿(掟)なのでしょうか…
そんなチョウゲンボウらから雛たちを守るために、カラス君(模型)が鎮座?しています。スピーカーからは、カァ〜カァ〜と鳴き声が大音量で鳴り響いています。思わず「頼んだよ」と、声をかけてしまいたくなる気分です。
今回は、営巣調査終了後、もうひと頑張りしました。
雛たちが、金網の隙間から落下しない様に、金網の上に安全ネットを張る作業をお手伝い。広大な営巣地に10数箇所ある金網一つ一つに、雛の安全を想い描きながらの作業でした。更に、雛たちの隠れ家(シェルター)づくり。ブロック2個を使い、安全性・強度を確認しながら、組み立てます。コアジサシ版"ダイワハウス"の完成です!そうすると、こんな風に強い日差しに晒され「姿丸見えだった雛」も…涼しい空間で、上手く姿を隠すことができる様になりました。気が付いたら、雛が早速"入居"していたのには驚きでした(笑)。雛が喜んでいる様に見えるのは、私だけ?
遠く南半球から約5000kmを渡ってきたコアジサシ達。彼らの仲間が、ここ東京で増え、また何千kmの旅に飛び立っていく。なんだか、コアジサシ達が、われわれ人間よりも「地球の中で、頑張って生きている」感を強く抱きます。そして、営巣調査を通して、その頑張っているエネルギーを少し分けてもらっている気がしています。
最近では、ウミネコが都会の高層ビルやマンションで繁殖をしているというニュースがありました。LTPの顧問でもある渡り鳥の専門家の樋口先生は、「ウミネコに適した自然環境の減少が原因であるため、生き物との共生を第一に考え、単にかれらを排除するのではなく、かれらに適した自然環境を再生することが解決策である」と話していたことが印象的でした。今シーズン3回目の営巣調査に参加させていただきました。
BLUE BIRDでは、コアジサシの営巣地からほど近い、東京港野鳥公園内にある前浜干潟で、「地球上の大きなつながり=生物多様性」を感じてもらえるよう、毎月第1土曜日に干潟清掃で「渡り鳥サポーターになろう!」を開催しています。
LTPのみなさん、今回も沢山勉強させていただきまして、ありがとうございました。
2013-07-28(Sun)
6月もコアジサシ営巣調査に参加しました
梅雨明け前なのに、夏到来を思わせる空模様。日差しも強く、また日焼けに悩まされそう。そんな天候に恵まれた6月22日、今回も、NPO法人リトルターン・プロジェクトからお誘いいただき、コアジサシ営巣調査に参加させていただきました。
前回に引き続きレポートします、ジンジャー夫です(いや〜、今回は凄かった!)
空を見上げると、沢山のコアジサシが出迎えてくれました。我がBLUE BIRDからは、代表・マリナさん・サチさんの3名で参加。今回の営巣調査には、18名という大人数が参加!ここまで人数が揃うのは久々らしいです。早速、ブリーフィング開始。卵(巣)の判別は、馴れない内は本当に難しいんですね。BLUE BIRDの3名も、気合いが入ってきました?!広い広い営巣地での調査は、皆が一列になって、隈無く進めます。皆さん真剣ですが、なんだか「位置について、ヨ〜イ、ドン!」的な状況に、ニンマリしてしまいます(笑)
今回も、新しい巣を含め、数多くの営巣を確認できました。↑先が尖ったタイプの卵は、初めて卵を産む個体によるものだそうです。
そして、産まれたばかりの卵も確認できました。と、いうことは…
今回は、ここからが凄かった!
遂に、産まれたての雛鳥に出会うことが出来ました!キャ〜!超カワイイ!
コアジサシは、卵から孵化するまでに3週間、成鳥になるまでに3週間という時間を必要とします。
生後約1週間になると干潟の砂地のような色の羽になって(卵と同じ柄ってことですね)、カラス等に狙われにくい様に(目立ちにくい様に)、茂みやブロックの陰に隠れているんですね。そんな姿を多く確認することができました。
この子は、生後1日目!しかもヨチヨチ歩きがもう既にできるんですね。
我々が驚かせてしまった様ですね(ゴメンナサイ)雛鳥が見つかると、歓声が上がります!
営巣調査は大盛り上がり!テンションMAX!!!この子達は兄弟?
想像以上に凄いスピードで走り回っていました。写真に納めるのが大変(汗)我がメンバーは、この驚き(感動)を誰かに伝えようと、早速スマホで発信中。今回の営巣調査では、29の営巣と、15羽位の雛鳥を確認出来ました。
確認できない雛鳥たちは、まだまだ沢山いるのでしょう(そう願っています)。考え方を変えると、何処かに上手く隠れて、すくすく成長している方が幸せな結果なのかもしれませんね。
営巣調査終了後も、雛鳥たちの姿を、もう少し見ていたい!との気持ちもあって、雛鳥観察が続きました。なんだか、癒される気持ちになりますね。
雛鳥たちは、この夏の間に成長して、オーストラリアへ向けて5000km以上もの長旅をスタートするそうです。渡りをする鳥たちは、地域と地域をつなぐ存在だと想うと、雛鳥たちを守る必要性を痛感します。
かつては、コアジサシの飛来を「千単位」で確認出来ていたそうですが、現在は、調査結果の通り、数が激減。言葉上で「絶滅危惧種に指定されている」と表現されていることの意味が、調査活動を通じて「自分ごと化」されますね。本当に貴重な体験をさせていただいています。
今回初参加のサチさんからのコメントです。
「初めてコアジサシの営巣調査に参加させていただきました。まさか、1日の調査でここまで多くのコアジサシのヒナや卵を見ることが出来るとは想像していなかったので、驚きと感動の1日になりました。下水道施設の屋上に作られたコアジサシの営巣のための干潟も砂の色や貝の多さが場所によって違っていたり、レンガやコアジサシのダミーが置いてあったり色々工夫がなされているなあと思いました。より多くのヒナが無事に育つことを願います!」
夏本番近し!
来月も、BLUE BIRDはコアジサシ営巣調査に参加予定です。今日出会った雛鳥たちは、ちゃんと成長出来ているのでしょうか?そんな気持ちになると、次回の調査参加もとても楽しみになります。
前回に引き続きレポートします、ジンジャー夫です(いや〜、今回は凄かった!)
空を見上げると、沢山のコアジサシが出迎えてくれました。我がBLUE BIRDからは、代表・マリナさん・サチさんの3名で参加。今回の営巣調査には、18名という大人数が参加!ここまで人数が揃うのは久々らしいです。早速、ブリーフィング開始。卵(巣)の判別は、馴れない内は本当に難しいんですね。BLUE BIRDの3名も、気合いが入ってきました?!広い広い営巣地での調査は、皆が一列になって、隈無く進めます。皆さん真剣ですが、なんだか「位置について、ヨ〜イ、ドン!」的な状況に、ニンマリしてしまいます(笑)
今回も、新しい巣を含め、数多くの営巣を確認できました。↑先が尖ったタイプの卵は、初めて卵を産む個体によるものだそうです。
そして、産まれたばかりの卵も確認できました。と、いうことは…
今回は、ここからが凄かった!
遂に、産まれたての雛鳥に出会うことが出来ました!キャ〜!超カワイイ!
コアジサシは、卵から孵化するまでに3週間、成鳥になるまでに3週間という時間を必要とします。
生後約1週間になると干潟の砂地のような色の羽になって(卵と同じ柄ってことですね)、カラス等に狙われにくい様に(目立ちにくい様に)、茂みやブロックの陰に隠れているんですね。そんな姿を多く確認することができました。
この子は、生後1日目!しかもヨチヨチ歩きがもう既にできるんですね。
我々が驚かせてしまった様ですね(ゴメンナサイ)雛鳥が見つかると、歓声が上がります!
営巣調査は大盛り上がり!テンションMAX!!!この子達は兄弟?
想像以上に凄いスピードで走り回っていました。写真に納めるのが大変(汗)我がメンバーは、この驚き(感動)を誰かに伝えようと、早速スマホで発信中。今回の営巣調査では、29の営巣と、15羽位の雛鳥を確認出来ました。
確認できない雛鳥たちは、まだまだ沢山いるのでしょう(そう願っています)。考え方を変えると、何処かに上手く隠れて、すくすく成長している方が幸せな結果なのかもしれませんね。
営巣調査終了後も、雛鳥たちの姿を、もう少し見ていたい!との気持ちもあって、雛鳥観察が続きました。なんだか、癒される気持ちになりますね。
雛鳥たちは、この夏の間に成長して、オーストラリアへ向けて5000km以上もの長旅をスタートするそうです。渡りをする鳥たちは、地域と地域をつなぐ存在だと想うと、雛鳥たちを守る必要性を痛感します。
かつては、コアジサシの飛来を「千単位」で確認出来ていたそうですが、現在は、調査結果の通り、数が激減。言葉上で「絶滅危惧種に指定されている」と表現されていることの意味が、調査活動を通じて「自分ごと化」されますね。本当に貴重な体験をさせていただいています。
今回初参加のサチさんからのコメントです。
「初めてコアジサシの営巣調査に参加させていただきました。まさか、1日の調査でここまで多くのコアジサシのヒナや卵を見ることが出来るとは想像していなかったので、驚きと感動の1日になりました。下水道施設の屋上に作られたコアジサシの営巣のための干潟も砂の色や貝の多さが場所によって違っていたり、レンガやコアジサシのダミーが置いてあったり色々工夫がなされているなあと思いました。より多くのヒナが無事に育つことを願います!」
夏本番近し!
来月も、BLUE BIRDはコアジサシ営巣調査に参加予定です。今日出会った雛鳥たちは、ちゃんと成長出来ているのでしょうか?そんな気持ちになると、次回の調査参加もとても楽しみになります。
2013-06-23(Sun)